2025/04/29
もう疲れた…そんな時に必要なのは“旅”ではなく“整える時間”だった
|観光でも、贅沢でもない。「整える旅」の選択
それまでの私は、“疲れたら旅行”という考えしか持っていませんでした。温泉、リゾート、カフェ巡り。でもどれも、どこか“外から与えられる癒し”ばかり。楽しんでいるはずなのに、帰り道はなぜか空っぽな気持ち。
本当に私が欲しかったのは、誰かに見せるためじゃない、自分のためだけの時間。「何者かになる」ことより、「本来の自分に戻る」時間だったんです。
|リトリートで得られた、「ただ息をする自分」への信頼
リトリート中、私は何度も“自分のままでいられる”安心感に包まれました。
朝のピラティスでは、体の声に耳を傾ける心地よさを思い出しました。瞑想の時間には、思考の波がゆっくり静まっていく感覚に身を委ねて。ジャーナリングでは、書いた言葉に涙がにじんだ瞬間も。
「私、ちゃんとがんばってたんだな」
「誰にも言えなかったけど、本当は少しだけ甘えたかった」そんな本音が、自然と出てきたんです。
|旅の終わりが、“人生のリスタート”だった
リトリートの最終日。私は、来たときよりずっと軽い体と、深く呼吸できる心を手にしていました劇的に何かが変わったわけじゃない。でも確実に、「また前に進める」って、思えるようになったんです。
この旅は、逃げるための旅じゃなかった。 “戻るため”の旅だったんだ。本当の私に、静かに帰るための時間。